変化していく酪農業
未来に向けて
上渚滑地区/株式会社えみんぐ
田村 登志文 さん
変化していく酪農業
未来に向けて
上渚滑地区/株式会社えみんぐ
田村 登志文 さん
3件の農家が
未来を見据え法人化
株式会社えみんぐはオホーツクはまなすの組合員3件が集まり、平成29年に設立された農業生産法人です。参加農家は、将来に向け、後継者問題や様々な課題感を感じており、今後も「酪農を続けたい」という想いを実現するには、個人の力に限界がありました。お互いに課題解決に検討を重ね、500頭の生産体制を目指し、設立から2年以上の時間を経て令和3年の3月に新しい牛舎が稼働し始めました。
違う考えがあるからこそ
進化していける
現在は約450頭、牛舎内で放し飼いにするフリーストール方式や、搾乳ロボット等、それまで個々の経営ではできなかった生産性の高い事業環境を構築しています。法人化前と同じなのは牛を扱うことだけ、3者3様の専門知識と理念の中、日々議論を重ね、新しいスタイルを模索しながら、より良い経営に進化しています。
過去と今と未来
常に変わっていく
酪農は大変、というイメージがあり、なりたい職業としても選ばれにくい業種ですが、今直面している課題にICTやAIの力を借りる事で現場作業の精度を上げ、牛達の健康や乳量アップ延いては経営向上に繋げていきたいと考えています。酪農に憧れる人は少ないかも知れないけれど、そういった人達の希望になれるように取り組んでいきたいです。
酪農のイメージも
変えられる
働き手についても法人化以前は大きな課題がありましたが、法人化にあたりすぐに必要と考えていた5人の雇用が決まりました。牛舎が稼働し始めてまだあまり期間はたっていませんが、労働力問題も解決し、生産体制としても劇的な変化がおきています。設立当初から500頭の目標を持って施設の設備計画を立てましたが、そのためにはロボットの導入が必要不可欠でした。現在8台の搾乳ロボットが稼働しているので、作業の効率化により当初の想定よりも労働時間の短縮が実現できています。一般的に酪農の現場では、家族経営の場合早朝から夜までの作業を強いられることも少なくありませんが、作業の合理化が進み一般の企業と変わらない勤務シフトが組めるようになっています。これまでの、酪農で働くのは大変、というイメージを変えられる日が実際に来ると感じています。
これからへの想い
ロボットやICTにより合理化と効率化が進んでいますが、今後はさらなる高付加価値化を進め、さらに経営を改善していきたいと考えています。例えば、飲んだ人がお腹をこわしにくいA2ミルクに特化した生産、観光牧場など、合理化によって余裕ができる人手や経営資源をさらなる付加価値向上に結びつけたら、と考えています。現場作業の変化は酪農自体が進化、変化しているからこそです。酪農がなりたい職業としてたくさんの子供達に選ばれるよう、10年後、20年後とこの先の課題を見通し、挑戦を続けていきたいと思います。
3件の農家が
未来を見据え法人化
株式会社えみんぐはオホーツクはまなすの組合員3件が集まり、平成29年に設立された農業生産法人です。参加農家は、将来に向け、後継者問題や様々な課題感を感じており、今後も「酪農を続けたい」という想いを実現するには、個人の力に限界がありました。お互いに課題解決に検討を重ね、500頭の生産体制を目指し、設立から2年以上の時間を経て令和3年の3月に新しい牛舎が稼働し始めました。
違う考えがあるからこそ
進化していける
現在は約450頭、牛舎内で放し飼いにするフリーストール方式や、搾乳ロボット等、それまで個々の経営ではできなかった生産性の高い事業環境を構築しています。法人化前と同じなのは牛を扱うことだけ、3者3様の専門知識と理念の中、日々議論を重ね、新しいスタイルを模索しながら、より良い経営に進化しています。
過去と今と未来
常に変わっていく
酪農は大変、というイメージがあり、なりたい職業としても選ばれにくい業種ですが、今直面している課題にICTやAIの力を借りる事で現場作業の精度を上げ、牛達の健康や乳量アップ延いては経営向上に繋げていきたいと考えています。酪農に憧れる人は少ないかも知れないけれど、そういった人達の希望になれるように取り組んでいきたいです。
酪農のイメージも
変えられる
働き手についても法人化以前は大きな課題がありましたが、法人化にあたりすぐに必要と考えていた5人の雇用が決まりました。牛舎が稼働し始めてまだあまり期間はたっていませんが、労働力問題も解決し、生産体制としても劇的な変化がおきています。設立当初から500頭の目標を持って施設の設備計画を立てましたが、そのためにはロボットの導入が必要不可欠でした。現在8台の搾乳ロボットが稼働しているので、作業の効率化により当初の想定よりも労働時間の短縮が実現できています。一般的に酪農の現場では、家族経営の場合早朝から夜までの作業を強いられることも少なくありませんが、作業の合理化が進み一般の企業と変わらない勤務シフトが組めるようになっています。これまでの、酪農で働くのは大変、というイメージを変えられる日が実際に来ると感じています。
これからへの想い
ロボットやICTにより合理化と効率化が進んでいますが、今後はさらなる高付加価値化を進め、さらに経営を改善していきたいと考えています。例えば、飲んだ人がお腹をこわしにくいA2ミルクに特化した生産、観光牧場など、合理化によって余裕ができる人手や経営資源をさらなる付加価値向上に結びつけたら、と考えています。現場作業の変化は酪農自体が進化、変化しているからこそです。酪農がなりたい職業としてたくさんの子供達に選ばれるよう、10年後、20年後とこの先の課題を見通し、挑戦を続けていきたいと思います。